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徳島県の被害者支援②

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徳島県 『 性暴力』 被害者支援センター「よりそいの樹 とくしま中央」 の皆様にお話をお伺いしました。 「よりそいの樹 とくしま」は他にも南部と西部があり 各県1箇所という都道府県が多い中 3 箇所もあるのでとても画期的と思います。 県が運営しているので、研修も充実していて 安定した運営ができているのは 羨ましいです。 また、『 徳島県』 独自の取り組みとして 「性暴力被害者回復支援心理士」を養成しており 3日間の研修を受けた臨床心理士さんを認 定しているとのことです。 性暴力被害への専門的な心理的治療を行える人や機関は日本に少なく 地方の当事者は、お金や時間をかけて東京や大阪などの都会に出向いて 治療を受けざるを得ないという現実があります。 一定期間受けることが必要なのに、負担が大きくなり続けられないという 面もあるので、地元で治療者を育てようという取り組みが素晴らしいと思いました。 相談件数が増えていかないなど 課題もあるとのことですが、真摯に取り組まれている皆様の活動が もっと知られ、必要な人に支援の手が届けられるように願っています。 ご案内いただいた皆様、本当にありがとうございます! お話を伺った相談室では水仙の香りが広がり気持ちがリフレッシュしました!

徳島県の被害者支援①

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徳島県警犯罪被害者支援室の方に お話を伺ってきました。 様々な取り組みをされているのですが 一押しは #8103 をプリントしたハンドライト 暗いところをピカリと照らす便利グッズです。 徳島県警の規模は小さいとのことですが 臨床心理士さんがいて 県が行なっている性暴力被害者支援センター「寄り添いの樹」 や産婦人科協力病院 との連携もされており コンパクトな分、顔の見える関係になっているのが 素晴らしいと思いました。 私が一番すごいと思ったのは 病院に証拠採取キットが置かれていて 匿名を希望する被害者でも証拠を撮ってもらい 警察で保存ができるシステムがすでに採用されていることです。 まだ全国で行わっているところは少ないので なんて先進的なんだと思いました。 ただ、あまり知られていないとのことなので メディアがもっと取り上げてくれると当事者の方や相談された友人に 情報が届くのではないかなと思います。 頼りになる優しいお二人の警察官、警察職員の方にお話を伺え 私もとても勉強になりました。 ありがとうございます!

2月3日(日)高知県で講演

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高知講演 日時:平成31年2月3日 (日) 13時30分から15時30分(13時開場) 場所:高知会館 3階 飛鳥の間 申し込み:電話またはホームページにて ↓ http://www.sole-kochi.or.jp/info/dtl.php?ID=1281 こちらのリンクから飛びます! 今まではなるべく 感情を出さないでお話ししていたのですが 最近、心境の変化があり 気持ちも知識も両方伝えられるように したいと思いました。 高知講演はこれまでと違った 新しい試みをしようと思っています。 お会いできるのを楽しみにしています。

1月26日(土)医療の現場からみた「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターの現状と課題」

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 今週末、パネリストとして登壇します。  性暴力被害者診察には、研修、運営、資金の面で 様々な課題があります。  イギリスのような性暴力対応医療機関が日本の全都道府県に あることを個人的には願っています。       写真:イギリスで教えてもらった道路にペインティングするキャンペーン  1月26日(土)日本弁護士連合会 13時〜15時半  シンポジウム・ 医療の現場からみた「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターの現状と課題」  パネリストとして登壇します。  メインは性暴力救援センター大阪 SACHICO の加藤先生です。  弁護士会がまとめた 全国のワンストップ支援センターへのアンケート およびヒアリング結果報告があり 楽しみです!   参加費無料・事前申込不要  です。 ぜひ、お越しください! 日本弁護士連合会HPより 日時 2019年1月26日(土)13時30分~17時00分 (開場予定:13時00分) 場所 弁護士会館2階 講堂「クレオ」A   会場地図 (千代田区霞が関1-1-3 地下鉄丸ノ内線・日比谷線・千代田線 「霞ヶ関駅」B1-b出口直結) 参加費 参加費無料・事前申込不要  内容(予定) ◇第1部 基調講演  「病院拠点型ワンストップ支援センター設立に向けた課題とは」   講師 加藤治子(かとう・はるこ)氏(産婦人科医師、性暴力救援センター大阪SACHICO代表) ◇第2部 全国のワンストップ支援センターへのアンケートおよびヒアリング結果報告  報告者 横山佳純氏(埼玉弁護士会) 木村倫太郎氏(兵庫県弁護士会) ◇第3部 パネルディスカッション  「医療の現場からみた 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターの現状と課題」   <パネリスト>     加藤治子氏(産婦人科医師・性暴力救援センター大阪SACHICO代表)     宮地尚子氏(精神科医師・一橋大学大学院社会学研究科教授)     山本 潤氏(性暴力被害者支援看護師(SANE)、保健師、一般社団法人Spring代表理事)     望月晶子氏(東京弁護士会)   <コーディネーター>     長谷川桂子氏(愛知県弁護士会)

家庭内の性虐待と家族行事

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民族大移動と呼ばれる年末年始の帰省 一斉に動くから、混むし高い。 この大移動は、他人の動向を気にする日本人の特性にも 影響しているのかなと 感じます。 そんな年末年始の後に体調を崩す サバイバーもいます。 家族から性虐待をうけていた人が 加害者のお祖父さん、お父さん、お兄さん、叔父さん、従兄弟 ( 叔母さん、お姉さんからの被害も聞いたことがありますが、私が耳にするのはほとんどが男性加害者です) に会うとなると、トリガーなので そりゃ体調崩すよね、と思います。 (※トリガー 被害を思い出させ、心身の不調をきたすきっかけとなるもの) 家族行事は 年末年始や お盆の帰省 成人式、結婚式、お葬式、祖先の祭礼などの 冠婚葬祭 もあり 家族に性暴力のことを伝えていない場合 「○子はいつも帰ってこない」 「恩知らずだ」 などと謗られることもあるのが 辛いところです。 また、加害者がいなくても 実家の部屋の中で性加害が行われることが多いので 場所というトリガーが発動します。 そして加害者以外の家族は、虐待に加わっていなくても 想起させられてしまうのでトリガーになり得ます。 家族から性虐待を受けていた人は 加害者家族に会う 原家族に会う (※原家族 育てられた家族) 実家や故郷に行く と体調が悪化する、鬱やパニック発作などの症状が出てくる ことは 性虐待に関わる専門家・支援者にはよく知られていること ですが 取材する記者や、性虐待に関わる関係者にも そこまでの理解や想像力を持っている人は少ないなと感じます。 性虐待だけでなく、身体的・精神的虐待を受けて育った子ども に起こりうることですし、 暴力の関係者・場所・情報自体がトリガーになることが もっと社会的に理解されてほしいなと思います。 そして、家族というキーワードが苦しみや不幸 を思い出させるきっかけになることに配慮もあってほしいなと思います。 それは、 「家族を愛せない、私っておかしいの?」 と思ってしまう人もいるので。 自分に苦痛を与える人や環境を愛さなくていい。 そして、これから愛と幸福がある自分の人生を選択することもできる。 そんなことを次回はお伝えできればと思います。

新年おめでとうございます!

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お正月はゆっくり過ごされましたか? 私は実家でのんびりしようと思いきや 普段できない家のタスクを整理してたら 日々が過ぎ・・・ それもまた年末年始の恒例行事です。 ちなみに年末は1年間のお金の収支をつけ 1年間の思い出写真で1冊のフォトブックを作り 年が明けたら年末までに達成したいことの目標を立てるのが ここ数年の日課です。 しかし、毎年立ててる英語のレベルUPが全くかなわず・・・ 鬼即PDCAを取り入れて 行動を改善したいなというのも、今年の目標です。 さて、1月の講演情報です。 ▼1月9日(水)は明治大学 こちらは学生さん対象 ▼1月17日(木) 徳島公演 8月23日に台風の影響で中止となりました講演会を改めて開催いたします。 『性暴力と生きることのリアル-共に変化を起こす-』 講師:一般社団法人Spring代表理事 山本 潤 氏 日時:1月17日(木)14:00~(15:30終了予定) 場所:徳島グランヴィリオホテル 定員:100名(先着順) お申し込み方法:お名前、ご連絡先(電話番号)を電話、e-mail、FAX、郵送のいずれかの方法でお知らせください。 詳しくはチラシをご覧ください。【参加無料】 チラシ   (PDF:366 KB) ▼1月26日(土)日本弁護士連合会 13時〜15時半  シンポジウム・医療の現場からみた「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターの現状と課題」  パネリストとして登壇します。  メインは性暴力救援センター大阪 SACHICO の加藤先生です。  詳しく分かりましたら、またご報告します!  それでは今年も素晴らしい1年になりますように!  どうぞよろしくお願い致します。              実家の母の飾り付け              今年からは疲れるのでやらなくなりました・・・