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1月, 2014の投稿を表示しています

【エセナ5なかの】最終回:1/18(土)教育の役割を考える(川の源流)

「エセナ5」  は女性への暴力防止をテーマとし、主に性暴力について一般市民に対する広報啓発を行っている団体です。    ほぼ毎年恒例の連続講座。  昨年9月に、「NPO法人レジリエンス」中島さちさんをお迎えしてお話しいただいた2012年度の連続講座も、残すところあと一回になりました。    最終回は、 1 / 18(土) 教育の役割を考える    場所は中野勤労福祉会館 3F です。 http://asp.netmap.jp/map/330100919488.html   13:00 開場 13 : 30  開会   16:30 終了    なんで、教育なの? と思われるかもしれませんが、 暴力防止 と性暴力、教育は深いつながりがあると思います。   生まれたての赤ちゃんの時に、誰も加害者になろう、被害者になろうと思って生まれてきていないわけです。   だけど、社会の在り方、周囲の大人たちのかかわりが、有象無象の様々なことを子どもたちに刷り込んでしまう。   暴力は大きく複雑な問題で、社会が必ずしも有効な対策を持てていない中、苦しんでいる子供たちがたくさんいます。     今回は 、 教育委員会や高校教師 の方に来ていただき、学校で子どもたちとかかわる 小中学校の子どもたちの感想も交えながら 子どもたちが抱えている様々な困難 大人たちは何をすればいいのか、「川の源流」には何があるのかということを 考えていきたいと思います。   お申し込みは、 fukusisuisin@city.tokyo-nakano です。   ご参加お待ちしています!   

「性の傷をいやす~性暴力被害当事者と語る愛と性~」in東京

  日時: 2 月 8 日(土) 14 時~ 16 時半くらい 場所:品川駅近く(申込者にお知らせします) 参加者:女性 8 名まで 会費: 6000 円    こんにちは!     SANE (性暴力被害者支援看護師)で「 サバイバルサロンぷれぜんと」事務局の山本潤です。 「サバイバルサロンぷれぜんと」のは、今年の3月25日で丸 2 年 ! 立ち上げ間もない団体ながら、 これまで6回のサロン会と4回の主催講座を開催し、述べ150人の方々にお会いしてきました。 その中で、性暴力サバイバー同士で「会ってお話する」 ことがメインのサロン会だけでなく、 性暴力被害当事者の性と愛について、 もっと突っ込んで知りたいし、 他の人ともお話ししたいというお声も頂くようになりました。 それは公開講座ではできないので、 ディープに濃く愛と性のお話をみっちりする場として、 今回、 2月 8日(土)東京で、「性の傷をいやす~ 性暴力被害当事者と語る愛と性~」 という語り合いの会を開くことにしました 。     性は本当に大事なものだし、 自分本来のありのままの愛と性を生きることが、 自分らしい人生を生きることにつながると、私は思っています。 でも、性を傷つけられることによって、 とっても恐怖を感じてしまったり、様々な症状が出てきたり、 本当の自分が望む愛と性を生きることが難しくなることもあると感 じています。   性的なトラウマをもった性暴力被害当事者が、 どのように自分らしい愛と性を生きることができるのか。   性暴力被害経験をもちながら今、幸せに、愛しあって生きている「 サバイバルサロンぷれぜんと」のメンバーと、語り合う中で、 色々な気付きやヒントが得られるのではないかなと思います。   私の場合は、こんな気付きがありました。   「昔は、セックスをする場面になると、 意識を失うくらい飲まないとできなった。 体がコントロールできないので朝起きると傷だらけになっているこ とが多くあり、自分はおかしい人間だと思っていた。でも、 ぷれぜんとメンバーと話し合う中であの時の自分は昔受けた、 性暴力を克服するために立ち向かうという経験をしていたのだと気 づくことができた。 姿の見えない恐怖に立ち向かっていった

IAFN学会のすばらしいところ☆その3:法科学を根拠にした看護

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 2013年度の国際フォーレンジック看護学会に参加するまで、私はフォーレンジック看護とは、法医学に属する看護だと思っていました。 でも、IAFN学会に参加して、フォーレンジック看護とは、法科学のエビデンスに基づいた看護であると学びました。 法科学 ( Forensic Science )とは、 自然科学 と 社会科学 の原理と技術を用い、現在残されている状況を調べ、何が起こったのかを証拠に基づいて確定させる手法のことである。これは特に 犯罪捜査 や 民事訴訟 において重要であるが、全く他の様々な分野でも使うことができる」とされています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%95%E7%A7%91%E5%AD%A6   IAFN学会では、性暴力被害者診察のトレーニングやDV、殺人と暴力の査定、司法解剖、証拠採取や記録の技術などの多岐にわたるテーマで76もの分科会が開かれていました。   暴力と虐待に対する看護は、新しい分野なのですが、科学的根拠に基づいて進み、様々なツールも開発されています。    例えば、外傷測定用のシール。     傷を中心に体に張り傷の大きさを測定するシールです。日本では定規を用いて傷口を測定しますが、定規を置くために横になると皮膚がたわんだりして、傷口の大きさがずれるので、貼れるようになっているようです。     ほかにも、撮影のための特別のカメラレンズや透明な膣鏡などの様々な道具が開発されていました 。 傷口の査定が有効な証拠となるからこそツールも開発されているのだと思いますし、またその査定ができる確かな観察眼と技術があってこそだと思います。   世界の進みっぷりに眩暈がしますが、実践の中では、新たな課題も出てきています。先行している人々より学ぶところは大きいので、これからもIAFNとつながり世界の動きをつかんでいきたいです!        

2013年1月4日(土)発足 ひまわりの会(性被害にあった子どもをもつ母の自助グループ)in大阪

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明けましておめでとうございます。 みなさま、よい年末年始を過ごされたでしょうか。    わたしは昨日の仕事始めの1月4日、新年にふさわしい素晴らしい会の発足に立ち会わせていただきました。   それは、性被害にあった子どもをもつ母の自助グループ 「ひまわりの会」 の誕生です♪ 私には、実父からの性被害経験があります。 私の苦しみに寄り添いながら、母もとても苦しんできました。それでも、母と私ではお互いの苦しみの次元が違うので、母子で苦しみをわかちあうはとても難しかったです。  それでも、母の感じている子どもを守れなかった苦しみ、自分の選んだパートナーが子どもに性加害をしたという苦しみ、自分はいったい何をしてきたのか、すべて失ってしまったという虚無感を私も感じながら、母へのサポートがあればいいのにな、誰か母を支えてあげてください、助けてあげてくださいと思ってきました。    そう思いながらも、自分のことでいっぱいいっぱいだったのですが、昨秋に「子どもが性被害をうけた時 お母さんと,支援者のための本」(明石書店)を読み、何人かの子どもが性被害にあったお母さんに出会ったこともあり、やっぱり「母のための自助グループ」、お母さんたちが、自分たちの経験や葛藤をはきだして、シェアもしながら子どもを育てていけるような、 マザー ズ セルフヘルプグループを立ち上げようと思いました。 ぷれぜんとメンバーのメンタルカウンセラー柳谷和美さんに相談したら、「絶対必要だし、やろう」と力強い言葉を頂、全面的な協力を得て、はじめられることになったのです。    子どもの性的被害というとても複雑で難しい状況を生き抜くために、お母さんも支えが必要だし、お母さん自身の傷つきも聞かれることがとても大切だと思います。お母さんがサポートされて安定することが、性被害にあった子どもが安定することにもつながります。   第一回目の会を開けたことを、本当うれしく喜ばしく感謝しています。   昨日は、私の母と、10代の子どもが性被害にあったお母さんが来てくれました。  驚いたのは、私の母はやっぱり、そのお母さんの気持ちをと