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【刑法当事者会】12/9シンポしんぶん赤旗掲載

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12/9シンポジウムの様子が12/22しんぶん赤旗で掲載されました。 私以外の登壇者のお話も含め、全体の様子がとてもバランスよく伝わるよい紙面だと思います♪ 写真はぼやけているので、下記リンクよりご覧ください。 http://goo.gl/69XGQG                    

【性暴力と刑法を考える当事者の会】12/9 私たちの声を聴いてくださいシンポジウム御礼

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12月9日開催シンポジウム 「 私たちの声を聴いてください~性暴力被害者の声を反映した刑法性犯罪の見直しを求めて~」 についてご報告します。 なんと、44名の皆様にお越しいただきました。 こんなに多くの方に参加いただけれるとは思わず、お席や資料等で不備があり、申し訳ありませんでした。 左 からけいこさん(SIAb.) 、村田智子さん(クラマエ法律事務所)、さちさん(NPO法人レジリエンス)、私です 当日は、まず弁護士の村田智子さんより、 昨年10月から開始されている刑法(性犯罪)改正議論について、 刑法検討会から法制審議会までの流れとポイントを、 分かりやすくお話いただきました。 次に性暴力被害当事者3名が登壇し、それぞれの経験から、 現在の改正議論に対する考えをお話いただきました。 その後の意見交換では、会場からの質問も多数いただき、 活発な議論が交わされました。 皆様とともに、刑法性犯罪の在り方を考えることのできる場に なったと感じております。 なおシンポジウムの様子が 12月10日の「西日本新聞」 に掲載されました。 当会が要望した主な項目についてもご紹介いただいています♪ 参加された皆様にアンケートでたくさんの感想をいただきました。 皆さんそれぞれに、熱い思いや、心に響いた感想を書いていただき 伝わったのだな~と嬉しかったです。 以下、掲載いたします。 *** 「私たちの声を聴いてください ~性暴力被害者の声を反映した刑法性犯罪の見直しを求めて~」 アンケート集計 参加者:44名 回答者:33名 ★1.基調講演はわかりやすかったですか? a.わかりやすかった 27名 b.普通        5名 c.わかりにくかった  0名 d.その他       1名 ・すみません、遅刻したので、わかりません・・・ ★2.リレートークを聴く中で学びや意識の変化はありましたか?    その理由をご記入ください a.あった 33名(回答者全員!) ・どうしてこんなに苦しみながら・・・など、当事者の声を聴く ことは、本当に大切だなと思いました。 ・声をふるわせながら被害について話して下さり、信頼を 裏切られる苦しみなど想像が深まりました。 ・けいこさ

【性暴力と刑法を考える当事者の会】11/24第2回要望書を提出しました。

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「性暴力と刑法を考える当事者の会」では10/29に第1回要望書を提出しましたが、 更に論点を追加し、 法制審議会刑事法 ( 性犯罪関係 ) 山口厚 部会長宛の 第2回目の要望書を、 11/24に 福島みずほ参議院議員の秘書さまが法務省に同行してくださり、 法務省職員に手渡しました。 第 2 回要望書も、 11/27 の法制審議会刑事法(性犯罪関係)部会会議の際に配布されました。 どうして 2 回要望書を提出したのか? それは、 1 回目の要望書を提出した時に、法務省担当者としての意図の説明と当事者側の思いについて意見交換があったり、また1回目の要望書提出後におこなった記者会見で記者さんたちと質疑応答をした時に、もう少し何を意味しているのか詳しく聞きたいという意見があったからです。 なので、もう少し議論を深めたものが 2 回目の要望書です。 この時も50分くらい意見交換をする時間を設けてくださいました。 職員の方が意見を聞いてくださる姿勢や、意見交換をしてくださったことが、「伝えていいんだ」とエンパワメントされる体験になりました。 法律の知識に基づいた反論はできなかったかもしれないけれど、当事者の現状や思いは伝えられたかなと思います。 こういう風に伝えていくことが大事だと実感しています。 12/9のシンポジウムの準備が大変で遅くなりましたが、第2回目要望書提出についてご報告させていただきました。 時間がない中、要望書作成に尽力くださった「刑法当事者会」のメンバー、同行くださった議員秘書さま、対応していただいた法務省職員さま、本当にありがとうございました。

12/15東京 人身取引サポートセンター ライトハウス「一人ひとりが子どもに寄り添うスペシャリストに」

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ライトハウスさんのイベントです。 講師の一人高橋亜美さんは児童養護施設を退所した若者たちの「アフターケア相談所ゆずりは」の象徴されている方です。 養護施設を巣立ったのち、親や親せきなど頼れる者がないまま社会で様々な問題にぶつかって悩む若者への支援活動に取り組まれています。 今年の5月31日に開催した「女性の安全と健康のための支援教育センター」公開講座でお話をお聞きしましたが、 「虐待を受けて育った子どもたちには、自尊心の『じ』の字もありません!」 と訴えられていたことが私の胸に深く刺さりました。 本当に熱く支援活動を展開されている方で、お話を聞いた人はは必ず何かの変化が起こると思います。 ぜひ聞いてみてください。 私も行きたい・・・

2015年11月15日 ふぇみん新聞に掲載されました

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ふぇみん新聞 に掲載されました。 フェ民新聞は、ジェンダー、女性、平和について発信しています☆ 顔写真つきの一面トップはなかなか恥ずかしいものがあります。 年齢を重ねたなということも実感しますが、それもまたよし。 大きなことはしていないけれど、私の動きが波紋になって、共鳴やなにかよい方向に動いていけばよいなぁと思います。 (これまでは  ふぇみん新聞短縮版  でご紹介していましたが、3か月たったので元データを頂き、更新しています)

【性暴力と刑法を考える当事者の会】12/9日(水)東京 私たちの声を聴いてください~性暴力被害者の声を反映した刑法性犯罪の見直しを求めて~

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8月に「性暴力と刑法を考える当事者の会」を発足させ、勉強会の開催、要望書の提出、裁判傍聴の開催と目まぐるしく動いていてきました。 この間に強く感じたのは、あぁ私は本当に無知だったな、何も知らなかったな ということです。 刑法や性暴力・性犯罪の司法システムの中での扱われ方をを勉強する中で ・法律に定められていなければ犯罪にならない ・刑法を作る人たちが、性暴力被害に詳しいわけでもなければ配慮してくれるわけでもない ・変えていくよう自分たちで訴えていく必要がある 事を学びました。 日本の現状の中、私自身も法的支援につながれず苦しい思いをしてきたはずなのに 「ひどい現状だけど仕方がない(あきらめ)」 「どこかで誰かがきっと何とかしてくれる」 という相反する思いを抱きながら、考えることもできなかったような気がします。 それはたぶん他のサバイバーにも共通する現実だと感じます。 ・そもそもトラウマティックな出来事を連想させることに近づけない。(フラッシュバックを起こす、体調が悪くなる) ・自分の今の生活を支えることでせいいっぱい ・法律のことなどどう考えたらいいかわからない のではないでしょうか。 そんな状況の中でも、ワーキンググループや勉強会に参加してくれたサバイバーの方たちに本当に感謝していますし、その勇気と行動する力に尊敬の念を抱かずにはいられません。 そのようなサバイバーと性暴力を自分の問題として考えるメンバーとと意見を交わし合いながら「性暴力と刑法を考える当事者の会」は共に歩んできました。 その集大成のイベントを12月9日(水)に開催します。 クラマエ法律事務所 弁護士の村田智子さん NPO法人レジリエンス 中島幸子さん SI Ab. けいこさん をお招きしています。 本当に様々な性暴力被害がこの日本にあります。 日本の単純すぎる刑法は、この大きくて複雑な性暴力被害の問題を解決できるものになっていないと私は思います。 欧米では性犯罪の基本的理念を転換させ、犯罪類型や規定をもっと厚いものにしています。 法制審議会への 諮問 を見ると、例えこの内容で刑法が改正されたとしても司

11月11日解説付き裁判傍聴を実施しました。

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11月11日(水)東京地方裁判所で、日本大学法学部 船山泰範教授の解説付きの裁判傍聴を実施しました。 裁判所に到着すると、教授がすでに今日の裁判を調べていただいていて、私たちが聞けそうなものをピックアップしてくれていました。 1件目は交通事故の 判決の宣告 2件目は覚醒製剤取締法違反の冒頭手続から証拠調手続きまでです。 裁判傍聴に行ったことは何回かありますが、何が論点かどういうことが話されているのか ちんぷんかんぷんで、しかも継続的に傍聴することが難しかったので流れもよくわかりませんでした。 しかし教授はすばらしい! 前後はしましたが 2件目に 起訴状の朗読から始まる裁判の冒頭の様子と 1件目に 判決の宣告という裁判の終結の様子がみられるよう組んでくださいました。 おかげで裁判の流れがよくわかりましたし、 やはり 判決の宣告では 人を裁く場の厳粛さと重みを感じました。 裁判が終わってから、船山教授に公判の様子や何が論点であったか等、それぞれが疑問に感じたことをお聞きしました。 全部をご紹介することはできないのですが、やはり思ったのは裁判に関心を持つことの大切さです。 船山教授は 「裁判は公開性になっており、 傍聴人が いることが、裁判を適正に行うことにつながる。裁判傍聴を 50 年やっているが、傍聴者が自分 1 人しかいないこともあった。皆が見てもらうことに意義があると考え、解説付きの裁判傍聴をやっている。」 とお話されていました。 50年前はメモを取ることが禁止されていたそうです。アメリカ人が争い、傍聴人がメモを取れるようになった。アメリカ人に争ってもらわないと実現しないのが残念ですが、裁判前の撮影も、裁判で勝ち取ったものだそうです。以前はマスコミ以外も撮影できたが、裁判官の後ろまで行って撮影する等モラルのない人がおり、禁止になったとのこと。 アメリカでは TV 中継も行っており(是非はありますが)、私たちの社会で何が起こっているのか、関心を持って知っていくことが大事だということを学びました。 また、覚醒剤のケースからは医療と法律ということも考えました。取り締まることだけでは解決にならないのではないかなと思います。それはまた別の話

【性暴力と刑法を考える当事者の会】10/29要望書を提出しました&記者会会見

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10月29日に 「性暴力と刑法を考える当事者の会」の要望書 を 法務省担当職員の方に、 神本美恵子参議院議員の事務所にて 提出しました。 (左から神本美恵子議員、私、法務省担当職員) 要望書の内容を説明する時間もいただき、40分ほど説明と質疑応答の時間を持ちました。 同席の神本美恵子議員がとても暖かく熱心に聞いてくださったので、心強かったですね。会のメンバーとして西東京市会議員の納田さおりさんが、一緒に熱く説明してくれたので私たちの要望を伝えることができたのではないかと思います。   (左が納田さおり市会議員です) 要望書の主な内容は、強姦罪等における暴行脅迫要件の緩和 、被害者の対象年齢の引き上げ、強姦罪の 主体塔の拡大、拡大 性交類似行為に関する構成要件の創設、 地位・関係性を利用した性的行為に関する規定の創設、 近親姦罪の創設、 非親告罪化について。 諮問には盛り込まれませんでしたが、配偶者間における強姦罪の成立について、性犯罪に関する公訴時効の撤廃または停止について、性犯罪に関する条文の位置についてについても述べました。 細かい論点は色々ありますし、法律的にのみ定義することには限界があると感じますが、当会の意見としてまとめたものです。 要望書については、後日11月2日の法制審議会開催後に配布されたとのことです。 法務省のHP に今回の法制審議会で話し合われる 諮問内容 について 掲載されています。 また、17時10分からは参議院議員会館の会議室で、同要望書についての記者会見があり、共同通信、毎日新聞、朝日新聞、読売新聞、西日本新聞、赤旗、ジャパンタイムズ、BS11、NHKの取材を受けました。 答弁者は私と 納田さおりさんです 。 性犯罪についての抜本的な刑法改正は、明治時代以来であり、この機会に性暴力被害当事者の声や思いを届ける意義をマスコミの方々にはぜひ伝えて頂きたいとお伝えさせて頂きました。 この問題を、ぜひ多くの皆様に社会問題として認識をして頂き、関心を高めて頂きたいと思います。 以下、取り上げられた記事です。 10月30日毎日新聞 記事の中の また、 教師と生徒やきょうだい間などのように地位や関係性を利用した性 的行為 については新