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【刑法当事者会】2/24(水)東京 「傷に時効はない」 ~釧路・性的虐待訴訟勝訴判決と時効の壁を考える~ 

「傷に時効はない」 ~釧路・性的虐待訴訟勝訴判決と時効の壁を考える~ 2016年2月24日(水) 19:00~21:00                                 開場18:30~ 会場: 文京区立アカデミー文京    (シビックセンター) 地下1階 学習室      東京都文京区春日1‐16‐21 講師: きぼうネットワーク弁護士 寺町東子さん 登壇:  SIAb. けいこさん 参加費: 1000円   釧路・性的虐待勝訴判決ー3歳から8歳という幼少時に、叔父から性的虐待を受けた被害者が、被害から20年以上を経過した後に、PTSD、解離性障害、うつ病等の重篤な精神的損害を受けたことに対する損害賠償請求訴訟を提起した事件です。  一審の釧路地裁は、性的虐待の存在、現在の被害との因果関係を認定しながら、民法724条後段の除斥期間が経過しているとして請求を退けました。  2014年9月、控訴審の札幌高裁は、民法724条後段の除斥期間の起算点を、被害者が30代になってから、うつ病を発症した時期と認定し、被害者勝訴の判決をしました。  加害者が上告・上告受理申立していましたが、2015年、棄却・不受理決定が出て、確定しました。  (引用:ブログ  弁護士寺町東子がいく )  刑法 刑法性犯罪の時効は強姦罪、準強姦罪で10年、強制わいせつ罪で7年です。上記の民法724条の除斥期間とは20年です。  性的トラウマの影響を受け、うつ、PTSD、解離、解離性人格障害など重い精神障害に苦しむ被害者が声をあげることの難しさを法律は知っているのでしょうか?  時効ー  この大きな問題に、釧路・性的虐待訴訟勝訴判決に携わった弁護士 寺町東子さん、近親かん虐待当事者グループSIAb.のけいこさんをお招きして、共に考えたいと思います。  ぜひ、ご参加ください。 主催: 性暴力と刑法を考える当事者の会 お申し込み: 160224salaw@gmail.com 1)お名前 2)メールアドレス 3)電話番号(緊急時に連絡できるもの) をご記入の上、お申し込みください。

【性暴力と刑法を考える当事者の会】HPをつくりました!!

「性暴力と刑法を考える当事者の会」HP をつくりました!! 1月2日に取り組み始めて苦節何時間(涙) 手作り感満載ながらHPを作りました。 書体もいまいちですが法制審議会 刑事法(性犯罪関係)部会長  山口 厚様 宛で 法務省職員の方たちに手渡しした 要望書を載せています。   これで念願の、 当事者たちの発言や活動を記録に残す ことができます。嬉しいです♪ 情報発信もしていきたいと思います。 訪れてみてくださいね☆

【性暴力と刑法を考える当事者の会】2016年1月12日(火)院内集会開催のお知らせ(拡散歓迎)

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被害当事者の声を反映した改正を! 「性暴力被害の実態に即した刑法強姦罪の見直しを求める院内集会」に参加してください! 2016年1月12日(火)11:30~14:00  ※11:00から入り口で通行証を配布しますので、受け取って入館してください。 参議院議員会館1F101会議室 で 性暴力禁止法を作ろうネットワーク さんと共催の 院内集会を開催します! (多分)1月に 法制審議会の答申が出たら 次はいよいよ国会での審議に入り、可決されれば改正という流れになります。 議員への働きかけも含めロビイング活動はとても重要です。 当日は「性暴力と刑法を考える当事者の会」として 意見を伝えます。 参加される議員の方々にも 何が問題で、どう行動することで解決できるのかをアピールできればと思います。 たくさんの方のご参加、お待ちしています!! ************** プログラム ①当事者・支援者の発言 ②グローバルスタンダードに沿った法改正を ③性暴力禁止法ネットから法制審議会への要望 ④法務省からの報告 ⑤議員からの発言 2015年10月9日に法制審議会に刑法の性犯罪に関する見直しが諮問され、11月から議論が進んでいます。 私たちは、100年以上改正されてこなかった刑法強姦罪の見直しの実現に向けて大きな期待を抱いてきました。 しかし、法制審議会に諮問された内容は、必ずしも性暴力被害者、支援者の声を十分に反映したものとは言えません。 このままでは、性暴力被害の実態と乖離した刑法強姦罪の問題点が解決されないままに終わってしまうのではないかという強い危機感を抱いています。 そこで、今回、性暴力被害者の声を反映した刑法強姦罪の見直しを求めて、院内集会を企画いたしました。 あきらめずに切実な現場の実態を伝えていきましょう! 主催:性暴力禁止法をつくろうネットワーク 性暴力と刑法を考える当事者の会 連絡先:stop.sv@gmail.com FAX:03-3818-4113

新年おめでとうございます。

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新年おめでとうございます。 みなさま、よい年末年始を過ごされたでしょうか? 私は実家でのんびり。 母が元気に美味しい料理を作ってくれるありがたさを噛みしめています。 2015年は 4月に  自助グループ「野いちごの会」 6月に  当事者と報道関係者の交流の場である 「性暴力と報道 対話の会」 8月に  刑法改正に被害当事者の意見を反映できるよう活動している 「性暴力と刑法を考える当事者の会」 を開催し、慌ただしく動いてきました。 それぞれ、一定の成果をあげられ 私たちにとってつながれる場はすごく大事なんだなと改めて思っています。 「性暴力と報道 対話の会」について言えば 開催した6月は 「記者さんたちは全然、性暴力被害のことをわかっていない。取材で心身にどんな反応が出て、生活や人生にどれだけの影響が出るのか分かって取材してほしい」 という苛立ちや憤りが強かったのですが 3回の対話の会を通じて ひとくくりに記者と言っても みんなそれぞれ違うんだ。 お互いに対等な人間として できることを伝えていいし それでやめならやめればいい。 という当然なことを認識できたと思います。 ただ、この当然なことが 性暴力によって無力化させられている被害者にとって難しいところがあって 全て言うことを聞かなければならない。 とか 自分が人様と交渉できる 対等な尊厳を持った人間だと思えない。 というところがややこしいところかなと思います。 そういうことも 「性暴力と報道対話の会」 を通じて共有して 解決方法を見出していきたいと思います。 ふりかえれば、 私自身が、恐れを強く抱いていたし(今もかもしれませんが) 人に聞かれるような意見を述べていいとは思えなかったともいます。 それが最初の、 被害的な怒り にもつながっていたのでしょう。 でも対話を通じて、 自分の気持ちを分かち合い 記者さんの性暴力のことを伝えたいという熱い思いを聞いて お互いのことを理解できたので 今は記者さんたちはやっぱりプロなんだな。