警察講演から学んだこと

もう2016年の2月も終わりそうですが
昨年の振り返りです。


昨年は、警察講演の多い一年でした。

【2015年度は東北を中心にめぐりました】

6月の秋田県警に始まって


美味しいお米がとれる田んぼ からとれる  美味しい日本酒


7月は埼玉県で、初々しい若手警察官に講演

           初摘み茶 ではないでしょうが県警は必ず人がいれてくれたお茶が出ます。


9月は新潟県警


          福井の美味しいお魚♪ノドグロ?





10月は福島県警

 

 講演が終わってから、懐かしい人々と福島の温泉に行きました。リラックス~


 締めは12月に警察大学校で女性幹部の方々の研修でお話しました。




【どんな内容を伝えているのか?】

緊急通報された場合、、一番最初に被害者に接するのは警察の方たちになります。
なので、どのような態度、声掛け、配慮を持って関わっていただきたいのかを伝えています。

とはいっても、なかなか被害者の立場になるのは難しい。。。

というわけで、私の講演では最初に被害者の経験の一旦なりとも感じられるようワークをしています。
おやこ広場桜梅桃李 柳谷和美さん発案のワークで、了解を得て使用させていただいています)

このワークが大変好評で、思考のスイッチが変わるような経験になるようです。

新潟県警の参加者の方から、嬉しい感想をもらいました。
公開可なので、紹介しますね。

「講座のはじめの方で行ったワークで、男にもかかわらず恥ずかしくなり、顔が熱くなるような初めての感覚を味わいました。
 今後、性犯罪の被害者から話を聞かなくてはならない状況がくる可能性がある中で、そういった性について話を聞かれた時の感覚を忘れず、少しでも、話しやすい状況を作るにはどうすればいいのかをよく考えていきたいと思いました」(30代、男性)

こういう感覚を大事に、関わってもらえればと思っているので、嬉しかったですね。

基本的な性暴力のことを伝える時に、性暴力被害って、性犯罪被害って何なのかを
問い直すことはとても大切だと思っています。


【警察講演から学んだこと】


警察に講演に行く前は、被害者の方から

・いかに警察でひどい対応をされたか。
・態度や言葉に傷つけられたか。

ということをお聞きしていたので、あまりよい印象を持っていなかったのですが
講演で関わる方たちは、一人一人はとても熱心で真面目な良い方たちです。

この齟齬はどこから来るのだろうということを考えていくと
「性犯罪被害になれない性暴力被害者」
の問題に突き当たります。

そもそも、性犯罪ではないとはじかれる。
がんばって警察捜査をしても、検察が起訴してくれない。
検察が起訴してくれないのは、裁判で勝つのが難しいから。
裁判で勝てないのは、積み重ねられてきたこれまでの刑事司法が性暴力被害のことを全く分かっていないから。

と、なんとなく数珠つながりにつながっていることも見えてきました。

それが今の「性暴力と刑法を考える当事者の会」の活動にもつながっているとも思います。

それぞれの機関ができることには限界がある。
それでも性暴力・性犯罪被害者が、生き延びるためには多様な支援が必要である。

そのような視点から、現在の司法システムで対応できないケースでも
必ずケアと支援が必要なこと。

医療機関と支援機関につなげてほしいということ。

そこから、生活支援や自助グループなどにつながることの大切さなどもお話しています。

アメリカの進んだ被害者支援システムより30年、40年送れていると言われる日本の現状ですが

少しずつでも前進し(本当はスピードアップして前進してほしい)、被害者が生きられる世の中につながってほしいと思います。

そのために希望につながる支援を展開してほしいと思っています。

私も講演に行く中で、警察の方の立場や役割というのも見えてきたので
つながって、この大きくて複雑な性暴力の問題を解決していければと願っています。

今年はどこに行くでしょう~?

被害者支援の取組を今後ともどうぞよろしくお願い致します。









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