【講演活動】2016年6月18日(土)広島講演 当事者と学ぶ「性暴力被害と回復、その支援など」

広島弁護士会のお招きを受け、講演しました。



6月16日の法制審議会修正案のまとめが出たというグッドタイミング。

「性暴力と刑法を考える当事者の会」での活動や、5月の25日に法制審議会のヒアリングに呼ばれたことなどを踏まえ、性暴力被害の実態を反映した法律を作ってほしいとお伝えしました。


80人今日の参加者の方から、「今まで性暴力については良く知らなかったが、問題点がよくわかったた」とご好評をいただきました。



第2部のパネルディスカッションでは、
産婦人科医の河野美代子医師より、若年者層を中心とした現場の状況
しまね性暴力被害者支援センターさひめ理事の 岡崎由美子弁護士からはさひめの活動状況などをお伺いしました。

岡崎弁護士のお話を聞いて、情熱を持って取り組まれているのに、安定した資金を得られない状況に日本の税金はどこにつかれているのかと嘆息しました。

河野美代子医師が「さらば、悲しみの性」のご著者だと気付いて、大興奮!
サイン本をいただきました。
河野先生、ありがとうございます!


シンポジウムの内容は性犯罪被害支援シンポジウム」
としてNHK広島で紹介されました。
NEWS WEBの掲載は数日で消えてしまうとのことですが、よければご覧ください。
「講演で、山本さんは精神的苦痛から被害者が届け出ないケースや体への傷などの証拠がなく被害が認められない場合が多いことを挙げ、『被害者の意見をより反映させ性暴力の実態に見合った法律にしてほしい』と訴えました。」
と伝えられました。
性暴力の実態に見合った法律にするために、体の傷などの証拠がないと、被害と認められなにくいという現状がそもそもおかしいと改めて思いました。フリーズ(凍り付き)したり、身を守るために抵抗できなかったりする場合も多いのですから。

初めて弁護士会にお招きいただきましたが、法律と性暴力について改めて考えるよい機会になりました。

広島の地にお招きいただいたのも、本当に感無量です。
皆さま、ありがとうございました。

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